テーマ:醫と藝 深層意識と花
日時:2016年4月4日(月) 19時から21時
出演:稲葉俊郎、塚田有一
場所:東京都千代田区西神田2-4-1 東方学会本館三階33-2号室 温室
地図 ※会場はイベント当日以外は一般に開放していませんので、ご注意ください。
料金:3000円 ※お茶菓子つき
お問い合わせ:こちらのフォームからお問い合わせください。
フォームの「本文」に「TERRAIN VAGUE(テラン・ヴァーグ) vol.29参加希望」
とご記入ください。
※できるだけ事前予約をお願いいたします。
稲葉俊郎さんは東京大学医学部付属病院の循環器内科のお医者さんです。
稲葉さんは「型」を持つ日本の、特に「◯◯道」と呼ばれる芸術、武術、芸能は古代からの医療技術でもあったのではないかと言います。
僕にもそれはピンとくるところがありました。花を生け、花を立てることも「花道」と言われていますが、花を立てるとささくれだった心の棘や、イライラや、落ち込みが浄化されてしまうということを実感していたのです。これは何だろう?そして中世において多様な芸能が生まれてきた理由も考えていました。稲葉さんはそこにすっと光を当ててくれました。
シュタイナー『大地のリズム』(1923年7月20日講演より)
西神田の古いビルで主催しているTERRAIN VAGUEで「医療と藝」について対談もしくは講義をしていただきたいという思いが強まり、年5回、春夏土用秋冬と季節ごとに機会を設けることになりました。
生命記憶をなぞって、この世に現れた生命として歴史的現在に生きているということの意味を、また、植物器官とも呼ばれる内臓について、その摩訶不思議な進化を季節ごとにお話しいただきます。あるいは深層意識に触れ、命の更新をする技術や、医療と藝の未分な古代を未来に向けて語っていただきたいと思います。
単細胞生物 放散虫(Radiolaria)
エルンスト・ヘッケル Kunstformen der Natur (1904) より
第一回目は清明の4月4日月曜日です。
塚田も案内役として時には対談したり、お節供や花活けの話をしたり、花を立てさせていただくこともございます。
【プロフィール】
稲葉俊郎(いなば・としろう)
1979年 熊本生まれ。医師(東京大学医学部付属病院 循環器内科医 助教)。
カテーテル治療や先天性心疾患を専門とし、往診による在宅医療、夏季の山岳医療にも従事(東京大学医学部山岳部監督 涸沢診療所副所長)。伝統医療、補完代替医療、民間医療にも造詣が深い。能楽を学びながら、未来の医療の枠を広げるよう、芸術、伝統芸能、農業、民俗学…など、様々な分野との化学反応を起こす活動を積極的に行っている。
塚田有一(つかだ・ゆういち)
ガーデンプランナー/フラワーアーティスト/グリーンディレクター。
1991年立教大学経営学部卒業後、草月流家元アトリエ/株式会社イデーFLOWERS@IDEEを経て独立。作庭から花活け、オフィスのgreeningなど空間編集を手がける。 旧暦や風土に根ざした植物と人の紐帯をたぐるワークショップなどを展開。 「学校園」「緑蔭幻想詩華集」や「めぐり花」など様々なワークショップを開催している。
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