テーマ:生物多様性をめぐる世界の動向―国際会議の現場から―
日時:2016年10月14日(金) 19時から21時
講師:坂田昌子(国連生物多様性市民ネットワーク)
場所:東京都千代田区西神田2-4-1 東方学会本館三階33-2号室 リムグリーン
地図 ※会場はイベント当日以外は一般に開放していませんので、ご注意ください。
定員:20名ほど
料金:2000円
お問い合わせ:こちらのフォームからお問い合わせください。
フォームの「本文」に「TERRAIN VAGUE(テラン・ヴァーグ) vol.38参加希望」
とご記入ください。
※席に限りがありますので、事前にお申し込みください。
裏高尾での坂田さん
国連生物多様性の10年(UNDB)市民ネット虔十の会(けんじゅうのかい)代表、ネイチャーガイド、古本屋「げんせん館」店主などを務める坂田さん。
今回は生物多様性国際会議に長年出席なさっていることから、今どんなことが問題となり、話し合われているのか現場のお話を伺います。
生物多様性豊かな日本列島。文化は風土と人が関わる中で育まれてきました。
生物多様性ホットスポットの一つである日本で、今世界で交わされている話題から足元を照らしてくれるお話。塚田も自身のプロジェクト「花綵列島プロジェクト」のお話を少しさせていただきます。
以下、坂田さんからのメッセージです。
現在、地球上で絶滅する生物の種類は、年間4万種にものぼると言われています。人にとっても危機的なこの状況を何とかするために日本をはじめ世界の195ヵ国が生物多様性条約に加盟しており、2年に一度、生物多様性条約締約国会議が開催されています。【プロフィール】
国際会議といっても政府の代表団だけが参加しているのではありません。世界中からNGO、先住民、農民、労働組合、自治企業、科学者といった様々な立場の人が集まり意見を出し合います。
議題も多岐に渡ります。生物多様性というと日本では「絶滅危惧種の話」だけだと思われがちですが、食、エネルギー、第一次産業、健康 、防災、文化多様性など様々な問題について議論されます。
国際会議と聞くと何だか雲の上の話…と感じる人が多いかもしれませんが、実はわたしたちの暮らしに直結しています。
国際会議では誰が、どんなことについて、どんな風に議論し、決定しているのか、わたしの経験からわかりやすくお話しします。
坂田昌子(さかた・まさこ)
生物多様性保全の全国的ネットワーク「国連生物多様性の10年市民ネットワーク」代表。 高尾山を守る環境NGO「虔十の会」代表。 古書店「げんせん舘」店主。 高尾山の自然を守るために圏央道トンネル工事に反対し、 その活動に多くの著名人や市民を巻き込み影響を与えた。 既存の「反対運動」ではなく、ツリーハウス作りやエコガイド、 音楽やスポーツのイベントなどを通じて五感にうったえることを重視。 以降、日本各地の環境を守る活動をする人々と交流しネットワークを作る。 生物多様性条約締約国会議や国連持続可能な開発会議などの国際会議にも参加。
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