2015年9月21日月曜日

TERRAIN VAGUE(テラン・ヴァーグ) vol.12 田中雅紀ライブ&『珈琲時間』複製原画展

TERRAIN VAGUE(テラン・ヴァーグ) vol.12

テーマ:田中雅紀ライブ&『珈琲時間』複製原画展

日時:10月6日(火)19時から21時(『珈琲時間』複製原画展のみの場合は13時から18時半まで
出演:田中雅紀
場所:東京都千代田区西神田2-4-1 東方学会本館三階33-2号室 リムグリーン
地図 ※会場はイベント当日以外は一般に開放していませんので、ご注意ください。
料金:2000円(『珈琲時間』複製原画展のみの場合は500円
お問い合わせ:こちらのフォームからお問い合わせください。
                    フォームの「本文」に「TERRAIN VAGUE(テラン・ヴァーグ) vol.12 
           田中雅紀ライブ&『珈琲時間』複製原画展参加希望」とご記入ください。
                         『珈琲時間』複製原画展のみの場合は予約不要です。
※ライブは席に限りがありますので、事前にお申し込みください。

TERRAIN VAGUE(テラン・ヴァーグ) vol.12は「田中雅紀ライブ&『珈琲時間』複製原画展」。

田中雅紀さんは1988年東京生まれ。バンド「CHARTREUSE(シャルトリューズ)」のヴォーカル&ギターを務める一方、ソロでも精力的に活動し、毎月20近くのライブをこなすというライブ狂。


田中雅紀さんをまだご存じないという方、まずはこちらの演奏をお聞きください。


田中雅紀「ハイウェイスター」

独特の世界観で高く評価されるドープシンガーが、都市の空き地でエネルギッシュなパフォーマンスを披露してくれます! 

さらに当日は、田中雅紀さんと個人的に親交のあるマンガ家豊田徹也さんの『珈琲時間』(講談社)複製原画展も併せて開催いたします(『珈琲時間』複製原画展のみの場合は、13時から18時半まで)。


当日、豊田さんの来場予定はありませんが、複製原画展にご来場いただいた方にはオリジナルカードを、ライブにご参加いただいた方には豊田さんによる田中雅紀さんへのインタビューを収録したオリジナルペーパーをご用意いたします。

オリジナルカード
(背景に描かれているのは会場となる東方学会の建物!)

オリジナルペーパー

会場では以下の物販も行います。
●CD『Carnival』¥500
●カセットテープ『ハイウェイスター/群青』¥500

都市の空き地を舞台に行われる『珈琲時間』の世界と田中雅紀さんの音楽の邂逅。ぜひ足をお運びください。

【プロフィール】
田中雅紀(たなか・まさき)
1988年東京生まれ。
バンド「CHARTREUSE(シャルトリューズ)」ヴォーカル&ギター。
2009年からはソロとしても精力的に活動。
CD『Carnival』(ソロ)
    『Kalium』(CHARTREUSE)


TERRAIN VAGUE(テラン・ヴァーグ) vol.11 キューバの呪い―変わりゆくカリブ海の島国

TERRAIN VAGUE(テラン・ヴァーグ)vol.11

テーマ:キューバの呪い―変わりゆくカリブ海の島国
案内人:白根全(カーニバル評論家/写真家)
日時:10月2日(金)19時から21時頃まで
場所:東京都千代田区西神田2-4-1 東方学会本館三階33−2号室 リムグリーン
地図 ※会場はイベント当日以外は一般に開放していませんので、ご注意ください。
料金:1500円
募集人員:20名
問い合わせ:こちらのフォームからお問い合わせください。
                 フォームの「本文」に「TERRAIN VAGUE(テラン・ヴァーグ)vol.11 キューバの呪い
                     ―変わりゆくカリブ海の島国 参加希望」とご記入ください。
※席に限りがありますので、事前にお申し込みください。

TERRAIN VAGUE(テラン・ヴァーグ)vol.11のテーマは「キューバの呪い―変わりゆくカリブ海の島国」。vol.3でマチュピチュについて貴重かつおもしろいお話をしてくださった冒険家、旅人にしてカーニバル評論家、写真家の白根全さんが、今度はキューバの最新事情を語ってくださいます。


“ 太古の昔より、ラテン業界には「キューバの呪い」と呼ばれる奇怪な病状が存在すると語り継がれてきた。「スキューバ・ダイビング」の看板を見て、「キューバ」と読み違えては体温が急激に上昇したり、「バーベキュー」が「キューバ」に見えて心臓の鼓動が倍増する初期症状に始まり、八百屋の店先に並ぶキューリとバナナを目にして、「キューリとバナナで、あぁぁぁ~キューバ」などと勝手に結びつけては、ため息を漏らして寝込む末期症状に至るまで、その症状はさまざまにして奥深い。一度ハマるとどうにも抜け出せなくなる、闇の奥のような怪しい魔力。政治抜きには語れない存在でありながら、常に熱帯の空のように突き抜けた在り様。難解な恋愛に悩むが如く、キューバは人の心を捕えては放してくれない。


 「髭のカストロとチェ・ゲバラの革命キューバ」なのか、「ブエナビスタ・ソシアルクラブの老音楽家たちの故郷キューバ」なのか、それとも「ヘミングウェーと葉巻とラム酒の熱帯キューバ」なのか?  キューバはそれぞれの立ち位置に応じた、複雑で多様な表情を見せてくれる。踊っている絶対リズム感のダンサー全員が国家公務員、というキューバのカーニバルにも、その怪しさは垣間見られるだろう。

©Walker Evans 1933:La Habana 

 もはや説明するのも面倒なので、『キューバは趣味/道楽』、ということにして、1989年のキューバ・デビュー以来このカリブ海の熱帯社会主義国に入り浸ってきた。この夏でついに訪問潜伏合計30回目をマークするほどに、このヘンな国のディープさから抜け出せない。「呪い」のなせる技だと認めたくはないが、この世界の例外がどうにも気になってしょうがないのも事実だ。そもそも、カストロの銅像がキューバ国内には幾つ建てられているか? 実はゼロ、ひとつも存在しない。個人崇拝を法的に禁止するほどに、その政治的センスにはぶっ飛んだものがある。「キューバを知らずして、世界を語るなかれ」と思わず言いたくなるのも、これまた呪いのせいかも知れない。


 とはいえ、アメリカによる長年の経済封鎖を困窮の言い訳に使ってきたキューバも、経済的破綻が現実のものとなり、昨年末の宿敵アメリカとの国交正常化という究極の選択も、今さらながら時間の問題だった気はする。では、昨夏と今夏のキューバの違いは? さらに気になるキューバの未来は? そして・・・、一言ではとても説明しきれないので、ぜひぜひ温室の空き地にお運びくだされませ。”  
(※以上、白根全さんより頂戴したコメントより抜粋)

都市の空き地で語られるまだまだ未知の国キューバ。ぜひ足をお運びください。

【プロフィール】
白根 全 Zen SHIRANE
カーニバル評論家。ラテン通いも既に25年余、訪れた国は6大陸140カ国を超える。人類400万年の旅『グレートジャーニー』の先乗り&コーディネートは実はこの人。世界で初めてサハラ砂漠を50ccの原付きバイクで縦断するというギネス・レコードを持つ冒険家にして旅人でもある。
(より詳しくはワイルド・ナビさんのサイトをご参照ください)

2015年9月17日木曜日

TERRAIN VAGUE(テラン・ヴァーグ) vol.10 ものがたりの中の生き物たち〜日本文学と生物多様性〜

TERRAIN VAGUE(テラン・ヴァーグ) vol.10

テーマ:ものがたりの中の生き物たち〜日本文学と生物多様性〜
講師:坂田昌子
日時:9月24日(木)19時から21時
場所:東京都千代田区西神田2-4-1 東方学会本館三階33-2号室 リムグリーン
地図 ※会場はイベント当日以外は一般に開放していませんので、ご注意ください。
料金:1000円
お問い合わせ:こちらのフォームからお問い合わせください。
                    フォームの「本文」に「TERRAIN VAGUE vol.10 ものがたりの中の生き物たち
                    〜日本文学と生物多様性〜参加希望」とご記入ください。
※席に限りがありますので、事前にお申し込みください。ただし、当日の飛び入り、途中参加も歓迎します。


TERRAIN VAGUE(テラン・ヴァーグ) vol.10のテーマは「ものがたりの中の生き物たち〜日本文学と生物多様性〜」。


イベント当日の9月24日(木)は、二十四節気の「秋分」の翌日にあたります。

講師は坂田昌子さん。古本屋「げんせん館」主人であり、「八王子古本まつり」の仕掛け人として働くかたわら、高尾山を守る環境NGO「虔十の会」代表、生物多様性保全の全国的ネットワーク「国連生物多様性の10年市民ネットワーク」代表を兼務するという不思議な経歴の持ち主。主に高尾山をフィールドとしたネイチャーガイドとしても活躍しておられます。


当日は、古本屋店主の一面を持つ坂田さんに、物語が伝える生物多様性や自然とくらす生き方の知恵を、岡本綺堂の随筆集や野口富士男の『わたしの中の東京』などを参考に伺うほか、高尾山での独自の自然保護活動などを通じて生まれたネットーワークづくりの方法等についてもお話しいただきます。


会場には坂田さん選りすぐりの「生物多様性を考えるための書物(古本)」をお持ちいただきます。坂田さんのお話の中に出てくる本をそのままご購入いただけますよ。はたしてどんな本が集まるのか、こちらもお楽しみに。

終盤には、書物や植物を巡って、TERRAIN VAGUE(テラン・ヴァーグ)のオーナー塚田有一との対談も行う予定です。書物と植物、ひいては自然全体はどう関わっているのでしょうか?



この日、神保町の「都市の空き地」が生物多様性の森へと分け入る入口になります。ぜひ足をお運びください。

【プロフィール】
坂田昌子(さかた・まさこ)
生物多様性保全の全国的ネットワーク「国連生物多様性の10年市民ネットワーク」代表。
高尾山を守る環境NGO「虔十の会」代表。
古書店「げんせん舘」店主。
高尾山の自然を守るために圏央道トンネル工事に反対し、
その活動に多くの著名人や市民を巻き込み影響を与えた。
既存の「反対運動」ではなく、ツリーハウス作りやエコガイド、
音楽やスポーツのイベントなどを通じて五感にうったえることを重視。
以降、日本各地の環境を守る活動をする人々と交流しネットワークを作る。
生物多様性条約締約国会議や国連持続可能な開発会議などの国際会議にも参加。