2016年2月20日土曜日

TERRAIN VAGUE(テラン・ヴァーグ)vol.25 KENさんと編むブレスレット

TERRAIN VAGUE(テラン・ヴァーグ)vol.25

テーマ:KENさんと編むブレスレット
日時:2016年3月10日(木) 19時から21時
講師:KEN
場所:東京都千代田区西神田2-4-1 東方学会本館三階33-2号室 リムグリーン
地図 ※会場はイベント当日以外は一般に開放していませんので、ご注意ください。
定員:12名
料金:5000円(材料費、お茶菓子含む)
        (材料費パラコードお一人500円/一つ以上作る場合は別途材料費を頂戴いたします) 
お問い合わせ:こちらのフォームからお問い合わせください。
         フォームの「本文」に「KENさんと編むブレスレット 参加希望」
         とご記入ください。
※予約制。事前にお申し込みください。
※※ブレスレットには“パラコード”というロープを使用し、最後の仕上げはロープを火で溶かして留めます。最初の1つ分は料金に含まれておりますが、その場でもう一つ作りたい方や帰宅後にご自身で作りたい方には1本500円(ブレスレット1つ作れる長さ)で販売いたします。


バルセロナの建築家、批評家イグナシ・デ・ソラ=モラレス・ルビオーによって提起された「テラン・ヴァーグ」という言葉があります。私たちの企画するイベントタイトルはそこから取っています。

私たちの未知性としての「テラン・バーグ(都市の空き地)」は、都市の無意識でもあり、日常の利用にとっては都市の外在性でもあります。建築はそこに多重多様な線を引き、外在性を馴染みやすいものに変えていきます。しかし、神社や寺院やお茶室や庭が志向したように、都市には深層意識に触れられたり、ゼロに帰れる場所が必要です。


若い頃よりセイリングに親しみ、ヨットのノット・タイイング(ロープ結び)に熟練したケンさんは、その後日本の水引むすびなどを学び、独自のロープワークを形作ってきました。

「むすび」は「産す・霊(ひ)」であり、連続性を失わず、次の命の結節となります。


そしてループしたり、編まれたり、結び合わされたりして、ヴォイドを編み込んで行き、ヴォイドや無意識や海や山を孕みながら身に付けることのできるブレスレットとなります。

今回のパラロープで作るブレスレットは、編み込んで輪にし、身に付けるというお守りの一つでもありますし、何かの際に解いて、命綱ともなる美しい優れものです。

未来の都市や建築のささやかなモデルかもしれません。

(温室/TERRAIN VAGUE 塚田有一)

The architect Ignasi Solà-Morales Rubió proposed a series of continuous transformations, similar to the "plateaus" of Gilles Deleuze, i.e. to recognize plans established by specific random points. The five that he initially proposed were: "mutations," "flows," "rooms," "containers" and "terrain vague;" a nomadic science that is changing, imprecise, and produces random instruments.
The knot-tying boatswain's study and practice of MARLINSPIKE: the setting of rope, line and knots in over-and-under patterns using clockwise and counter-clockwise twists is another kind of physics' - nomadic science - ruled by the free imagination of the boatswain and his crew.
In place of Ignasi Solà-Morales Rubió's "mutations," "flows," "rooms," "containers" and "terrain vague," we will use terms like "loops, bends, bights, hitches, stoppers, splices and whippings" to build our instruments." 
KENさんより

このワークショップでは以下のことを行ないます。

Making a three-strand rope.
Braiding rope...Mitsu-Ami.
Making a Mitsuami bracelet.
Making a Two-Strand Mitsuami bracelet.
Making a Three-Strand Mitsuami bracelet.
Making the Cobra Braid (if time allows)

三つ編みブレスレットを作成します。
早く終わられた方には、コブラ(編み方の名前です)の
ブレスレットにトライしていただきます。

【プロフィール】
KEN
Born in Hollywood, California. Ken began sailing at the age of ten, mastering the most important yachting knots for boats and their rigging by the age of 18. Sailed on a yacht from Los Angeles, California to Hawaii in 1969. Moved from Honolulu, Hawaii to Tokyo in 1976 to join The National Theater's Kabuki Trainee Program. Joined NHK's Entertainer Division and two years later, the Drama Division. Ken began a study of Japanese Mizuhiki at the instigation of Kyoto's Noriko Nakabayashi and now teaches and creates rope work or marlinspike.

TERRAIN VAGUE(テラン・ヴァーグ)vol.24 生物多様性と健康

TERRAIN VAGUE(テラン・ヴァーグ)vol.24

テーマ:生物多様性と健康
日時:2016年2月26日(金) 19時から21時
講師:坂田昌子(国連生物多様性市民ネットワーク)
場所:東京都千代田区西神田2-4-1 東方学会本館三階33-2号室 リムグリーン
地図 ※会場はイベント当日以外は一般に開放していませんので、ご注意ください。
料金:2000円 
お問い合わせ:こちらのフォームからお問い合わせください。
         フォームの「本文」に「生物多様性と健康 参加希望」
         とご記入ください。
※当日の飛び入り参加も可能ですが、席に限りがありますので、なるべく事前にお申し込みください。

既に4度目を数える「都市の空き地」での坂田昌子さんの「生物多様性」をめぐるお話。第1回目の「ものがたりの中の生き物たち」、第2回目の「日本画と生物多様性」、第3回目の詩人ウチダゴウさんとの「言葉、語りと生物多様性」に続き、今回のテーマは「生物多様性と健康」です。

高尾山のコオニタビラコ

生物多様性の問題は、自然と人の紐帯のことでもあり、他の生命からの日々受けている恩恵や、循環する生命体としての人に向き合うことでもあります。
生物多様性と健康と聞くといったいどんな関係があるの?と思うかもしれません。
日本には「身土不二」という言葉があります。 
からだ(身)と自然環境(土)は別べつではないという意味です。
自然のバランスが崩れるとわたしたちのからだも病んでしまうということです。
また、わたしたちは多くの動植物を薬として使ってきた歴史を 持っています。
「医食同源」という言葉もあります。 
多様な生き物が消えていくということは、
わたしたちを癒し治すものを失っていくこと。
生物多様性が失われていくことと、わたしたちの健康は深くかかわっています。 
今、森林セラピーや微生物の多様性を活用した発酵食品などが見直されています。
日本は、途上国と比較してみれば薬は簡単に手に入るし
危険な伝染病や風土病も克服しているように見えますが、
アトピーに喘息など免疫力はどんどん低下していると言われています。
そのうえ、自殺者は年間3万人。
これって健康?
そんなところからみんなで話してみたいと思います。
坂田昌子さんより

会場の様子

【プロフィール】

坂田昌子(さかた・まさこ)

生物多様性保全の全国的ネットワーク「国連生物多様性の10年市民ネットワーク」代表。
高尾山を守る環境NGO「虔十の会」代表。
古書店「げんせん舘」店主。
高尾山の自然を守るために圏央道トンネル工事に反対し、
その活動に多くの著名人や市民を巻き込み影響を与えた。
既存の「反対運動」ではなく、ツリーハウス作りやエコガイド、
音楽やスポーツのイベントなどを通じて五感にうったえることを重視。
以降、日本各地の環境を守る活動をする人々と交流しネットワークを作る。
生物多様性条約締約国会議や国連持続可能な開発会議などの国際会議にも参加。

2016年2月7日日曜日

TERRAIN VAGUE(テラン・ヴァーグ) vol.23 松岡大のゆるめ塾

TERRAIN VAGUE(テラン・ヴァーグ) vol.23

テーマ:松岡大のゆるめ塾
日時:2月12日(金) 19時から21時頃まで
講師:松岡大
場所:東京都千代田区西神田2-4-1 東方学会本館三階33-2号室 リムグリーン
地図 ※会場はイベント当日以外は一般に開放していませんので、ご注意ください。
定員:10名
料金:3000円
お問い合わせ:こちらのフォームからお問い合わせください。
         フォームの「本文」に「TERRAIN VAGUE(テラン・ヴァーグ) vol.23参加希望」
           とご記入ください。
※席に限りがありますので、事前にお申し込みください。

好評をいただいている松岡大さんの「ゆるめ塾」第三回目のお知らせです。

2月7日(日)に北九州芸術劇場で行なわれる山海塾公演『金柑少年』に出演予定の松岡大さん。
公演直後にテラン・ヴァーグで再び「ゆるめ塾」を開催してくださいます。


松岡さんからのメッセージです。
これまで世界45カ国のべ700都市以上でワールドツアーを行っている山海塾のダンサー松岡大による、からだをゆるめる方法を無理なく楽しみながら身につけるワークショップです。温室にてほぼ月一のペースで開催しています。 
足の裏を感じる、地球の中心からぶらさがる、重さを生かす、などの動きを具体的に行います。難しい動きはありません。
まずは楽しんでみていただければと思います。
上手にからだをゆるめることで血液の循 環を良くし、深い呼吸を行えるようになり、ストレス解消や疲労回復、集中力向上にもつながります。また、優しい気持ちでからだを動かすことで、心に喜びが生まれます。 
温室にて様々な植物の息遣いに耳を澄ましながら、全身の細胞を活性化させて、マインドフルな時間を過ごしてみませんか?
※ヨガマットはご用意してありますが、着替えの場所がありませんので、動きやすい格好でお越しください。

【プロフィール】
松岡大(まつおか・だい)
上智大学卒業。桑沢デザイン研究所卒業。2005年より山海塾に舞踏手として参加。
「金柑少年」「とばり」「うむすな」などの主要作品に出演中。
2011年より、街を歩きながらミュージシャンとダンサーによるライブを鑑賞するウォーキング形式のパフォーマンスイベントLAND FESを主催。
 2014年&15年に調布市せんがわ劇場主催、巻上公一(ヒカシュー)が総合プロデューサーを務める「JAZZ ART せんがわ」の同時開催イベントとして仙川の街でランドフェスを開催し、商店との交渉を重ねながら街全体を舞台に仕立てあげるユニークな企画性が音楽・ダンスのファンのみならず、地域の人々からの注目を集め、好評を博す。これまでに巻上公一、坂本弘道、森重靖宗、大石将紀、ユーグ・ヴァンサン、カール・ストーン等、多数のミュージシャンと共演している。