2016年8月31日水曜日

TERRAIN VAGUE(テラン・ヴァーグ)vol.44 DJまほうつかい presents 魔法のサウダージvol.1 ~吉田隆一生誕祭~

TERRAIN VAGUE(テラン・ヴァーグ) vol.44

テーマ:DJまほうつかい presents 魔法のサウダージvol.1 ~吉田隆一生誕祭~
日時:9月16日(金) 19時から21時頃まで(開場:18時45分)
出演:DJまほうつかい(西島大介)/吉田隆一(blacksheep)/石塚周太(detune./アルプ)
ゲスト:姫乃たま(ひめとまほう/僕とジョルジュ)
場所:東京都千代田区西神田2-4-1 東方学会本館三階33-2号室 温室
地図 ※会場はイベント当日以外は一般に開放していませんので、ご注意ください。
料金:3000円(自由席/当日精算)
お問い合わせ:こちらのフォームからお問い合わせください。
         フォームの「本文」に「TERRAIN VAGUE(テラン・ヴァーグ) vol.44参加希望」
           とご記入ください。
※席に限りがありますので、事前にお申し込みください。


「DJまほうつかい」として活動する漫画家・ 西島大介さんが試みる新しい音楽の探求が「魔法のサウダージ」。 ピアノ(DJまほうつかい)、バリトンサックス(吉田隆一)、 ギター(石塚周太)という編成で、ボサノバを中心にラテン音楽を さまざまな解釈で探っていく試みです。

第一回開催の9月16日はサックス奏者吉田隆一さんの誕生日。「吉田隆一生誕祭」と題し、ボサノバを掘り下げるトーク、 ピアノ抜きの編成での演奏、吉田隆一さんのタロット占いなど、 盛りだくさんでお送りします。歌のゲストとして「ひめとまほう」 の姫乃たまさんも登場。 DJまほうつかいはギター弾き語りも披露してくれるそうです。

夏の残り香を感じながら、植物に囲まれた温室にて「魔法のサウダージ」お楽しみください。

★こちらから「魔法のサウダージvol.1」予告動画をご覧いただけます。


★姫乃たまさんとDJまほうつかいによるコンテンポラリー・ポップ・ユニット「ひめとまほう」についてはこちらの記事をご覧ください。最新楽曲「真夏のスケープゴート」の試聴、ダウンロードもできます!

【プロフィール】
DJまほうつかい

西島大介

[DJMR]DJまほうつかいレコード

ヴァンジ彫刻庭園美術館「生きとし生けるもの」

ワタリウム美術館オンサンデーズ「ぼうやがいっぱい」

昨年2015年8月には、西島大介さんを温室にお招きして、以下のイベントを行ないました。
■TERRAIN VAGUE(テラン・ヴァーグ) vol.6 めぐり花~『Last Summer』リリース記念のための~
■TERRAIN VAGUE(テラン・ヴァーグ) vol.7 DJまほうつかい『Last Summer』リリース記念 都市の空き地で奏でる音楽と花

その時の様子については、こちらをご覧ください。

TERRAIN VAGUE(テラン・ヴァーグ)vol.43 醫と藝 深層意識と花―秋編―

TERRAIN VAGUE(テラン・ヴァーグ) vol.43

テーマ:醫と藝  深層意識と花―秋編―
日時:9月12日(月) 19時から21時頃まで
講師:稲葉俊郎
聞き手:塚田有一
場所:東京都千代田区西神田2-4-1 東方学会本館三階33-2号室 温室
地図 ※会場はイベント当日以外は一般に開放していませんので、ご注意ください。
料金:3000円(お茶菓子付き)
お問い合わせ:満員御礼! 定員に達したため受付を終了しました。

2016年春からの連続企画、稲葉俊郎さんとの「醫と藝 深層意識と花 」。
第4回目の秋編は「ひとのからだ 2020年オリンピックの提案」ということでお話しいただきます。稲葉さんのお話からはいつも、人体という不思議、今まさにこの世にあらゆる生命が多様に星のようにさんざめいていることの不思議、その中の一つの生命という神秘、その身体は自分以外のものでできているということに刮目します。そしてそれらにおののきつつ、しかし生きていることに喜びを感じます。
リオではオリンピックに続きパラリンピックで熱闘が繰り広げられていきます。東京での五輪への準備も加速するでしょう。そんな時だからこそ調和のとれた心身を目指した武道や芸能に見る身体の使い方、さらには道具や衣服、履物と身体や風土についてお話を伺います。

以下稲葉さんからのメッセージです。
ひとのからだは見えないところで骨格が支えています。骨という頑丈な構造の上に筋肉が支えている構造をとります。この構造に反した体の使い方をすると、筋肉と骨とが対立することになります。
2020年の日本で開催されるオリンピックは、体の適切な使い方を学ぶ場としての「祭り」になるといいなぁと勝手に熱望しています。
ひとのからだは生命の歴史から受け継いでいます。
古来の日本人の体の使い方や服装や履物なども参考にしながら、調和的な体の使い方を、考えてみましょう。

図1 赤字は仙骨(せんこつ: Sacrum)。脊椎下部にある大きな三角形の骨。くさびのように寛骨に差し込まれている。上部は腰椎と結合し、下部は尾骨と結合している。5つの椎骨が16歳ごろに癒合開始し、35歳までに完全に癒合する。かつて仙骨は英語では holy boneと呼ばれていた。重訂解体新書でも、os sacrum は「護神骨」と訳され、その後「薦骨」、「仙骨」と名称は変更された。

図2 仙骨 左から、オナガザル(マカク属)、テナガザル(小形類人猿)、ヒト、チンパンジー

図3 霊長類の骨盤


図4 魚から人間への手の骨格の変化

図5 犬と人の骨格


図6 加齢と骨格の変化

【プロフィール】
稲葉俊郎(いなば・としろう)
1979年 熊本生まれ。
医師(東京大学医学部付属病院 循環器内科医 助教)。
カテーテル治療や先天性心疾患を専門とし、往診による在宅医療、夏季の山岳医療にも従事(東京大学医学部山岳部監督 涸沢診療所副所長)。
伝統医療、補完代替医療、民間医療にも造詣が深い。
能楽を学びながら、未来の医療の枠を広げるよう、芸術、伝統芸能、農業、民俗学・・・など、様々な分野との化学反応を起こす活動を積極的に行っている。

塚田有一(つかだ・ゆういち)
ガーデンプランナー/フラワーアーティスト/グリーンディレクター。
1991年立教大学経営学部卒業後、草月流家元アトリエ/株式会社イデーFLOWERS@IDEEを経て独立。作庭から花活け、オフィスのgreeningなど空間編集を手がける。 旧暦や風土に根ざした植物と人の紐帯をたぐるワークショップなどを展開。 「学校園」「緑蔭幻想詩華集」や「めぐり花」など様々なワークショップを開催している。



2016年8月23日火曜日

TERRAIN VAGUE(テラン・ヴァーグ)vol.42 米づくりとサッカー FC越後妻有の挑戦

TERRAIN VAGUE(テラン・ヴァーグ) vol.42

テーマ:米づくりとサッカー FC越後妻有の挑戦
日時:9月9日(金) 19時から21時頃まで
講師:坂口淳
場所:東京都千代田区西神田2-4-1 東方学会本館三階33-2号室 温室
地図 ※会場はイベント当日以外は一般に開放していませんので、ご注意ください。
定員:20~25名
料金:2500円(お菓子付き)
お問い合わせ:こちらのフォームからお問い合わせください。
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※席に限りがありますので、事前にお申し込みください。

田植えをする選手!(photo by 米山典子)

坂口淳さんは「越後妻有アートトリエンナーレ大地の芸術祭」で有名な新潟県・越後妻有で農業実業団「FC越後妻有」を立ち上げました。
夢は「なでしこリーグ」への参戦。
こちらにわかりやすいまとめ記事がアップされています。 
http://colocal.jp/news/79073.html
 
過疎や高齢化の進む地方の課題と、アマチュアスポーツの課題を同時に解決に導けるのか、都市と田舎・ダブルローカルという暮らし方とともに、新たなコミュニケーションを生み出そうという、とても興味深い試みをなさっています。

越後妻有の棚田の春

 越後妻有の棚田の夏

実りの秋。刈り取りの後は、田毎の月が有名です。(photo by 中村脩)

リオではオリンピックが終わり、パラリンピックが開幕する時期ですね。日本サッカー協会のマネジメント人材養成講座のディレクターでもある坂口さん、スポーツ界の課題と日本社会全体の接点も含め、いろいろと語っていただきます!

塚田も重陽の菊の話や、スポーツと植物の話をさせていただきます。

【プロフィール】
坂口淳(さかぐち・あつし)
1966年東京生まれ。
AS,INC代表。
FC越後妻有ディレクター/奴奈川キャンパス体育学科チューター
(公財)日本サッカー協会 JFAスポーツマネジャーズカレッジ ダイレクター。
(株)スポーツセーフティー総合研究所 代表取締役
(公財)日本サッカー協会公認A級コーチ。
1996年よりサッカースクールにてジュニア年代の育成に携わるとともに、サッカーやスポーツに関連する施設開発や人材育成、組織運営などのプロジェクトでディレクションやプロデュースを行う。
2004年より公財)日本サッカー協会スポーツマネジャーズカレッジに関わり、地域におけるスポーツの役割を考え、合理性を追求してきたスポーツ界サッカー界が忘れかけている「スポーツを楽しむ」=「楽しく時を過ごす」という本質的な概念を共有し、拡めつないでいく人材(仲間)育成に注力している。
この数年は「スポーツと農・食・アート」をテーマにした地方での展開に関わる機会を得て、2012越後妻有大地の芸術祭(新潟県十日町市)、2013瀬戸内国際芸術祭(香川県)、2014いちはらアート×ミックス(千葉県市原市)、2105越後妻有大地の芸術祭(新潟県十日町市)にプロジェクトを持った。


TERRAIN VAGUE(テラン・ヴァーグ)vol.41 花結び 菊の節供

TERRAIN VAGUE(テラン・ヴァーグ) vol.41

テーマ:花結び 菊の節供
日時:9月7日(水)白露 19時から21時頃まで
講師:関根みゆき
聞き手:塚田有一
場所:東京都千代田区西神田2-4-1 東方学会本館三階33-2号室 温室
地図 ※会場はイベント当日以外は一般に開放していませんので、ご注意ください。
料金:3500円(材料費込み/当日精算)

お問い合わせ:こちらのフォームからお問い合わせください。
         フォームの「本文」に「TERRAIN VAGUE(テラン・ヴァーグ) vol.41参加希望」
           とご記入ください。
※席に限りがありますので、事前にご予約ください。


“結yuu”を主宰する関根みゆきさんに習う「花結び」。
五つの節供に沿って、「むすび」とそこに込められた「いのり」や「おもい」について学ぶ第三回目は重陽の節供に肖っての「菊結び」です。ちょうど「白露」に当たり、昼夜の温度差に草花が露を結ぶ季節でもあります。
実際自分で「結ぶ」ことが大切なのですね。回を重ねるごとにほつれていたり、浮遊していたものどうしが結ばれていく実感があります。

塚田も重陽の節供のあれこれをお話いたします。菊にこびりついてしまっているイメージを解いて新たに結び直していけたらと思います。


以下、関根みゆきさんからのメッセージです。
九月九日は最大の陽数が重なることから「重陽の節供」といわれ、別名「菊の節供」とも呼ばれます。今回は重陽の節供の室礼として制作した結びの写真をご覧いただきながら、花結びの基本的な構造をもつ「菊結び」とそのバリエーションをご紹介いたします。
日本で「菊結び」と言われる結びは中国北周時代(六世紀頃)の観音像にすでに見られ、中国名を「吉祥結び」といいおめでたい結びの一つとして親しまれています。
日本では結びにも吉凶や陰陽があり、結びの名前は自然にちなんだものが多くみられます。自然の生命力やその美しさを結びで表現し、再生を願って身に帯びたり、調度や部屋の柱に飾って楽しみました。長い間人々の暮らしに結びは欠かせないものでした。
今年の重陽の節供には菊の結びを添え、菊の節供を楽しんで頂きたいと思います。
 【プロフィール】
関根みゆき(せきね・みゆき)
http://www.yuunet.jp/pg136.html
山口県下関市出身 東京世田谷在住約18年間、都内ホテル(パレスホテル・銀座東急ホテル・ホテ
ルグランドパレス他)東京会館レストランなどの専属ピアニストとして活動。転職を機に、仕事のかたわら1996年より花結びを始める。2002年、2003年と海外の「日本伝統芸術祭」に飾り結びで参加。結びが世界共通の文化であると感じ、日本の結び文化に興味を持つ。2004年、京都「結望会」主宰、西村望代子先生に師事。2006年、東京カフェギャラリー「楽庵」にて初めての作品展。その後、西村先生「結望会」主宰、グループ展に出品。結びと深いかかわりのある折形に興味を持ち、折形デザイン 研究所の教室に通う。2010年、折形教室・応用コース終了2012年、折形デザイン研究所の教室で「結びの講座」を始める。現在、結びの研究・ご提案・制作・講座を主に活動している。

結びの作品:氷川会館「結びの五節供」パネル制作・川越氷川神社「まもり結び」12カ月
http://www.cocoromagocoro.com/tag/結びの五節供/
http://www.cocoromagocoro.com/tag/まもり結び/

2016年8月12日金曜日

TERRAIN VAGUE(テラン・ヴァーグ) vol.40 縁起物! 申年の梅〜赤い花と赤い食べ物〜with 料理山研究所/山崎志保

TERRAIN VAGUE(テラン・ヴァーグ)vol.40

テーマ:縁起物! 申年の梅〜赤い花と赤い食べ物〜with 料理山研究所/山崎志保
日時:2016年8月31日(水) 19時から21時
出演:山崎志保、塚田有一
場所:東京都千代田区西神田2-4-1 東方学会本館三階33-2号室 リムグリーン
地図 ※会場はイベント当日以外は一般に開放していませんので、ご注意ください。
料金:5500円(予約制/当日清算) 
お問い合わせ:こちらのフォームからお問い合わせください。
         フォームの「本文」に「TERRAIN VAGUE(テラン・ヴァーグ) vol.40参加希望」
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※席に限りがありますので、事前にお申し込みください。

2016申年企画「申年に猿のこと」。
お正月恒例の京都で年末年始を過ごした際、行き先は最初の比叡山のみ決めてあった。
延暦寺の根本中堂へまた行きたかった。
それからふと琵琶湖側へ降りてみようとcar navi任せにして、画面に出てきたのが日吉大社。
年末の静かな境内は清らかだった。
比叡は日枝で、日吉でもある。山の神の使いである猿をお祀りしている。
真猿は「魔去る」。
ふと、年男であることに気がついて、猿のことを知りたいと思って立ち上げた企画が「申年に猿のこと」。

これまでの二回は、
2月 緑蔭幻想詞華集(アンソロジー)  with 東雅夫   
4月 TERRAIN VAGUE「生物多様性と猿の勝手」 with坂田昌子
でした。

東さんは古今東西の猿の怪奇文学を比較してお話しくださり、朗読は宮沢賢治の『さるのこしかけ』でした。塚田はその朗読の中、物語としての花活けをさせていただきました。

坂田さんは生物多様性の観点から、昨今の害獣としての猿ではなく昔馴染みの隣人としての猿について、民俗学や昔話や、実際の愛すべき生態などをお話くださいました。

今回は猿企画の第3弾となります。そして四十回目のTERRAIN VAGUE。
「縁起物!申年の梅〜赤い花と赤い食べ物〜」



猿の赤にちなんで、初秋に深まる秋を先取りします。ご一緒いただくのは料理山研究所の山崎志保さん。テレビの仕事が多く、食のプロデュースなどもなさっていて各地を飛び歩いて料理をしている方です。
テレビや広告物などの料理演出や監修、調理指導、
全国各地の 食のプロデュースなどで毎日どこかで料理をしている方です。

申年の梅は縁起が良いとされることから、猿と梅や桃のお話、赤という色のお話、
そして実際に赤い食べ物を特別仕立ての楪子盛風の盛り合わせにして召し上がっていただきます。
※楪子盛(ちゃつもり)とは飛騨高山で食べられる郷土料理でお祭りの時などに出るお料理です。

塚田は赤という色のお話と、赤の花をライブで生けます。
花を見ながら緑の部屋で、赤い花と赤い食べ物、赤の力を五感全部で取り込み、夏の疲れを払い秋を迎えましょう。



【プロフィール】
山崎志保(やまざき・しほ)

TVや雑誌の料理演出やフードコーディネート、料理教室、商品開発などをしています。
地産池消をテーマにした「食力プロジェクト」を主宰 。
全国各地にて商品開発、地元の生み出す力UPに貢献しています。
モットーは「食材、料理で家庭から健康を作る」

◇料理山研究所
 料理研究家山崎志保を代表とし、
 そこから創造される料理のスペシャルワークを支える
 管理栄養士及び調理師から構成される食のプロ集団。

http://yamazaki-shiho.com
http://yamazaki-shiho.com/about.php

TERRAIN VAGUE(テラン・ヴァーグ) vol.39 南米音楽とクラフトビールの夕べ

TERRAIN VAGUE(テラン・ヴァーグ)vol.39

テーマ:南米音楽とクラフトビールの夕べ
日時:2016年8月26日(金) 19時から21時
出演:岡村豊彦、平田亜矢子(クラフトビール案内)
場所:東京都千代田区西神田2-4-1 東方学会本館三階33-2号室 リムグリーン
地図 ※会場はイベント当日以外は一般に開放していませんので、ご注意ください。
料金:3500円(クラフトビール代含む。今回の選曲をまとめたCD-R付き)
お問い合わせ:満員御礼! 定員に達したため受付を終了しました。


TERRAIN VAGUE(テラン・ヴァーグ)では、既に4回目の登場になる「空間を音楽編集する」岡村豊彦さん。
今回は前回参加者だった「クラフトビール女将(?)」と呼ばれる平田亜矢子さんと組んでのTERRAIN VAGUEです。

リオオリンピック後夜祭、「TERRAIN VAGUE=都市の空き地』らしく、音楽とビールの夏の小庭になります。

夜の温室、熱帯夜にふさわしい「(中)南米音楽」のセレクトと、それに合わせた「クラフトビール」のマッチング。テキーラでもケチャでもない、果たしてどんなビールが音楽に合わされるのか?


【プロフィール】
岡村豊彦(おかむら・とよひこ)
1975年東京生まれ、青森育ち。小説家を目指して上京。物語編集術に興味を持ち、松岡正剛を校長とするイシス編集学校の門を叩く。以後[破]応用コースの師範、物語講座の師範代など指導陣として経験を積む。音楽ライター、シナリオライターとしても活動中。最近ではスマホ向け物語ゲーム『NAZO』のシナリオを担当。文学・映画・音楽への造詣が深く、CDの所有量は15,000枚を超える。ロックを中心に幅広いジャンルの音楽に精通する。

TERRAIN VAGUE(テラン・ヴァーグ)vol.38 生物多様性をめぐる世界の動向―国際会議の現場から―

TERRAIN VAGUE(テラン・ヴァーグ)vol.38

テーマ:生物多様性をめぐる世界の動向―国際会議の現場から―
日時:2016年10月14日(金) 19時から21時
講師:坂田昌子(国連生物多様性市民ネットワーク)
場所:東京都千代田区西神田2-4-1 東方学会本館三階33-2号室 リムグリーン
地図 ※会場はイベント当日以外は一般に開放していませんので、ご注意ください。
定員:20名ほど
料金:2000円 
お問い合わせ:こちらのフォームからお問い合わせください。
         フォームの「本文」に「TERRAIN VAGUE(テラン・ヴァーグ) vol.38参加希望」
           とご記入ください。
※席に限りがありますので、事前にお申し込みください。

裏高尾での坂田さん

国連生物多様性の10年(UNDB)市民ネット虔十の会(けんじゅうのかい)代表、ネイチャーガイド、古本屋「げんせん館」店主などを務める坂田さん。
今回は生物多様性国際会議に長年出席なさっていることから、今どんなことが問題となり、話し合われているのか現場のお話を伺います。
生物多様性豊かな日本列島。文化は風土と人が関わる中で育まれてきました。
生物多様性ホットスポットの一つである日本で、今世界で交わされている話題から足元を照らしてくれるお話。塚田も自身のプロジェクト「花綵列島プロジェクト」のお話を少しさせていただきます。

以下、坂田さんからのメッセージです。
現在、地球上で絶滅する生物の種類は、年間4万種にものぼると言われています。人にとっても危機的なこの状況を何とかするために日本をはじめ世界の195ヵ国が生物多様性条約に加盟しており、2年に一度、生物多様性条約締約国会議が開催されています。
国際会議といっても政府の代表団だけが参加しているのではありません。世界中からNGO、先住民、農民、労働組合、自治企業、科学者といった様々な立場の人が集まり意見を出し合います。
議題も多岐に渡ります。生物多様性というと日本では「絶滅危惧種の話」だけだと思われがちですが、食、エネルギー、第一次産業、健康 、防災、文化多様性など様々な問題について議論されます。
国際会議と聞くと何だか雲の上の話…と感じる人が多いかもしれませんが、実はわたしたちの暮らしに直結しています。
国際会議では誰が、どんなことについて、どんな風に議論し、決定しているのか、わたしの経験からわかりやすくお話しします。
【プロフィール】
坂田昌子(さかた・まさこ)

生物多様性保全の全国的ネットワーク「国連生物多様性の10年市民ネットワーク」代表。
高尾山を守る環境NGO「虔十の会」代表。
古書店「げんせん舘」店主。
高尾山の自然を守るために圏央道トンネル工事に反対し、
その活動に多くの著名人や市民を巻き込み影響を与えた。
既存の「反対運動」ではなく、ツリーハウス作りやエコガイド、
音楽やスポーツのイベントなどを通じて五感にうったえることを重視。
以降、日本各地の環境を守る活動をする人々と交流しネットワークを作る。
生物多様性条約締約国会議や国連持続可能な開発会議などの国際会議にも参加。