2016年2月20日土曜日

TERRAIN VAGUE(テラン・ヴァーグ)vol.24 生物多様性と健康

TERRAIN VAGUE(テラン・ヴァーグ)vol.24

テーマ:生物多様性と健康
日時:2016年2月26日(金) 19時から21時
講師:坂田昌子(国連生物多様性市民ネットワーク)
場所:東京都千代田区西神田2-4-1 東方学会本館三階33-2号室 リムグリーン
地図 ※会場はイベント当日以外は一般に開放していませんので、ご注意ください。
料金:2000円 
お問い合わせ:こちらのフォームからお問い合わせください。
         フォームの「本文」に「生物多様性と健康 参加希望」
         とご記入ください。
※当日の飛び入り参加も可能ですが、席に限りがありますので、なるべく事前にお申し込みください。

既に4度目を数える「都市の空き地」での坂田昌子さんの「生物多様性」をめぐるお話。第1回目の「ものがたりの中の生き物たち」、第2回目の「日本画と生物多様性」、第3回目の詩人ウチダゴウさんとの「言葉、語りと生物多様性」に続き、今回のテーマは「生物多様性と健康」です。

高尾山のコオニタビラコ

生物多様性の問題は、自然と人の紐帯のことでもあり、他の生命からの日々受けている恩恵や、循環する生命体としての人に向き合うことでもあります。
生物多様性と健康と聞くといったいどんな関係があるの?と思うかもしれません。
日本には「身土不二」という言葉があります。 
からだ(身)と自然環境(土)は別べつではないという意味です。
自然のバランスが崩れるとわたしたちのからだも病んでしまうということです。
また、わたしたちは多くの動植物を薬として使ってきた歴史を 持っています。
「医食同源」という言葉もあります。 
多様な生き物が消えていくということは、
わたしたちを癒し治すものを失っていくこと。
生物多様性が失われていくことと、わたしたちの健康は深くかかわっています。 
今、森林セラピーや微生物の多様性を活用した発酵食品などが見直されています。
日本は、途上国と比較してみれば薬は簡単に手に入るし
危険な伝染病や風土病も克服しているように見えますが、
アトピーに喘息など免疫力はどんどん低下していると言われています。
そのうえ、自殺者は年間3万人。
これって健康?
そんなところからみんなで話してみたいと思います。
坂田昌子さんより

会場の様子

【プロフィール】

坂田昌子(さかた・まさこ)

生物多様性保全の全国的ネットワーク「国連生物多様性の10年市民ネットワーク」代表。
高尾山を守る環境NGO「虔十の会」代表。
古書店「げんせん舘」店主。
高尾山の自然を守るために圏央道トンネル工事に反対し、
その活動に多くの著名人や市民を巻き込み影響を与えた。
既存の「反対運動」ではなく、ツリーハウス作りやエコガイド、
音楽やスポーツのイベントなどを通じて五感にうったえることを重視。
以降、日本各地の環境を守る活動をする人々と交流しネットワークを作る。
生物多様性条約締約国会議や国連持続可能な開発会議などの国際会議にも参加。

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