2016年8月23日火曜日

TERRAIN VAGUE(テラン・ヴァーグ)vol.41 花結び 菊の節供

TERRAIN VAGUE(テラン・ヴァーグ) vol.41

テーマ:花結び 菊の節供
日時:9月7日(水)白露 19時から21時頃まで
講師:関根みゆき
聞き手:塚田有一
場所:東京都千代田区西神田2-4-1 東方学会本館三階33-2号室 温室
地図 ※会場はイベント当日以外は一般に開放していませんので、ご注意ください。
料金:3500円(材料費込み/当日精算)

お問い合わせ:こちらのフォームからお問い合わせください。
         フォームの「本文」に「TERRAIN VAGUE(テラン・ヴァーグ) vol.41参加希望」
           とご記入ください。
※席に限りがありますので、事前にご予約ください。


“結yuu”を主宰する関根みゆきさんに習う「花結び」。
五つの節供に沿って、「むすび」とそこに込められた「いのり」や「おもい」について学ぶ第三回目は重陽の節供に肖っての「菊結び」です。ちょうど「白露」に当たり、昼夜の温度差に草花が露を結ぶ季節でもあります。
実際自分で「結ぶ」ことが大切なのですね。回を重ねるごとにほつれていたり、浮遊していたものどうしが結ばれていく実感があります。

塚田も重陽の節供のあれこれをお話いたします。菊にこびりついてしまっているイメージを解いて新たに結び直していけたらと思います。


以下、関根みゆきさんからのメッセージです。
九月九日は最大の陽数が重なることから「重陽の節供」といわれ、別名「菊の節供」とも呼ばれます。今回は重陽の節供の室礼として制作した結びの写真をご覧いただきながら、花結びの基本的な構造をもつ「菊結び」とそのバリエーションをご紹介いたします。
日本で「菊結び」と言われる結びは中国北周時代(六世紀頃)の観音像にすでに見られ、中国名を「吉祥結び」といいおめでたい結びの一つとして親しまれています。
日本では結びにも吉凶や陰陽があり、結びの名前は自然にちなんだものが多くみられます。自然の生命力やその美しさを結びで表現し、再生を願って身に帯びたり、調度や部屋の柱に飾って楽しみました。長い間人々の暮らしに結びは欠かせないものでした。
今年の重陽の節供には菊の結びを添え、菊の節供を楽しんで頂きたいと思います。
 【プロフィール】
関根みゆき(せきね・みゆき)
http://www.yuunet.jp/pg136.html
山口県下関市出身 東京世田谷在住約18年間、都内ホテル(パレスホテル・銀座東急ホテル・ホテ
ルグランドパレス他)東京会館レストランなどの専属ピアニストとして活動。転職を機に、仕事のかたわら1996年より花結びを始める。2002年、2003年と海外の「日本伝統芸術祭」に飾り結びで参加。結びが世界共通の文化であると感じ、日本の結び文化に興味を持つ。2004年、京都「結望会」主宰、西村望代子先生に師事。2006年、東京カフェギャラリー「楽庵」にて初めての作品展。その後、西村先生「結望会」主宰、グループ展に出品。結びと深いかかわりのある折形に興味を持ち、折形デザイン 研究所の教室に通う。2010年、折形教室・応用コース終了2012年、折形デザイン研究所の教室で「結びの講座」を始める。現在、結びの研究・ご提案・制作・講座を主に活動している。

結びの作品:氷川会館「結びの五節供」パネル制作・川越氷川神社「まもり結び」12カ月
http://www.cocoromagocoro.com/tag/結びの五節供/
http://www.cocoromagocoro.com/tag/まもり結び/

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